サンショウウオのあたまのなか

サンショウウオ大好きな女子大学生が思っていること、まただれかに伝えたいことを人知れず書いているブログです。等身大の私の考えのぞいてみてください。サンショウウオについて出てくるかは…

女子大生のゆるゆる感想文 ~「大人になりきれない人」の心理~

今回は私を救ってくれた本。なんと514円(税別)。

 

心の成長が足りないまま社会に出た「五歳児の大人」は、自信がなく、人を許せず、軽蔑を恐れながら生きている。本書は「大人のフリに疲れた人」の困った言動とその原因を心理的に分析し、今より心豊かに、人に優しく、満足感をもって生きるための方法を説く。彼らを、上司や同僚、家族や友人に持ってしまった人たちにも役立つ人生論。

~本の裏表紙より~

 

私は母に嫌われていることがずっと私を苦しめていて、実家を出てから3年たっても定期的に夜泣きしていました。疲れているときに幸せそうな家族を見ると心を病み、ひとまわり以上年上の女性のことを特に恐れます。ひとことでいうなら機能不全家族でした。食事も与えられ、周りより十分な学習環境が与えられ、虐待と呼べるものがあったわけではありません。なので家族外の人から見れば私が文句を言ったところでただの反抗期なんだろうという扱いを受けました(笑)機能不全家族は日本の1/3の家庭が該当すると言われているようです。私は父が見方をしてくれていましたので恵まれていた方でしょう。

 大学のある病み病み期に解決法を検索していておすすめされていた本でした。次の日本屋へ行き、購入しました。

 

  1. 「五歳児の大人」とはどんな人なのか
  2. 五歳児の大人は、五歳児の愛を求める
  3. 五歳児の大人が、自立する時の苦しみ
  4. 「母なるもの」にしがみつきたい
  5. 五歳児の大人たちと「心の支え」
  6. 自分と向き合えば、生き方が変わる

 

本当はこのあと章ごとに要約しようと思っていたのですが、要約では伝わらないと感じました。今苦しめられていて、悩んでいる人を救うには私の要約じゃ意味がありません。要約したらきっと大事な文を削らざるをえないし、言い回しが変わってしまうことが嫌です。

 

この本を読んで私は、母に対し心の底から割り切れるようになったし、実家で生活していたころの不遇を思い出しなくことはなくなりました。

もしこの本を読まなかったら五歳児の大人に私も気が付かないうちになって誰かを苦しめてしまっただろう。(もちろんこの本を読んだからと言って五歳児を卒業できたとは思っていない)これからの生き方をきちんと考えんきゃいけないと覚悟しました。

 

いつかこの本をきちんと自分の言葉として説明できて苦しむ誰かを少しだけでも楽にしてあげられるような人間になりたい。