独学で簿記2、3級を一発で取得した話
いきなりですが、私、普通の人より、勉強得意なんです。
それは地頭がどうのこうのは置いておいて、一つの要因として小さいころから勉強する習慣があったことがあげられると思います。
そんな私が大学でまったく関係ないことを学びながら、簿記を一回ずつで合格しました。運もよかったとは思います(笑)
簿記を受験すると決めた理由
シンプルに社会人になっている友達が大勢なのに私はまだしばらく学生をするから常識や社会のしくみを知らなすぎるんじゃないかと焦ったからなにか資格を取ろうと思ったんです。最初秘書検定の2級が一番常識を身につけたいという私の目的に合うだろうと勉強したのですが、正直いつでも少しの勉強で取れそう(くそ生意気)と思い、まわりの友達が取得していた簿記に流れました(安直すぎる)
勉強する前にリサーチ
勉強する前の目的設定とリサーチは楽に勉強するために大事です。
今回の目的は簿記2級までの取得!
リサーチする項目は
- 必要な勉強時間
- 試験日程
- 合格率
- おすすめの参考書や過去問、電卓など
初心者が簿記2級を合格するのに必要な勉強時間300時間程度とかかれていました。ただ、人によってはもっと短期間でできたという人もいました。私は社会に出たことがなく、さらに経済、経理などまったく学んでいない理系の学生。簿記を取得した友達は中学以前の友人だから実際に勉強しているところを見ていないのでイメージが全くついてない状態です。
ひどすぎる状態からのスタートなので3級から受けることに決めました。
合格率は3級で50%、2級で20%切るくらいといわれていた気がします。
参考書はTACの王道なテキストと過去問集を使いました。電卓はCanon製のものを使いました。あともう1種類王道のものがあるらしく好みとかかれていました。簿記の試験会場にはいろいろな機能がついていたり、音がなったりする電卓は持ち込めません。電卓が小さいと試験時間内に問題を解き終わるのが困難になることが考えられますのでおすすめのものを買いましょう。
参考書や過去問集はメルカリなどのフリマサイトで買うと安く手に入れられます。ただ出題範囲の変更などがあると古いものは使えなくなるので注意深く購入しましょう。
個人的に受かれば参考書を売り飛ばしてしまうので、年度の最後の試験は受けたくありません(笑)
実際に簿記の勉強を始める
勉強を始める、といってもまずテキストの最初のページから読んでいきます。なぜなら何もわからないから!!!編集者のありがたいお言葉やテキストの使い方、目次、試験についての情報などが書かれていたはずです。読むとどういう試験なのか、勉強法などのイメージがついてやっとスタートラインに立てます。
2級は3級が受かってなめ腐っていたせいでこの段階を適当にしたためあとで試験1か月前に重大なミスに気が付きます。
勉強の計画を立てる
最低3周はできるように試験日程までを割り振ります。最後の1~2週間は過去問を解く期間に指定し、それ以外の期間の半分を1周目、残りを2周目と3周目で分ける感じで振り分けます。そのあと1日何章やればいいのか割り振ります。大体の方は突然の予定で勉強ができない日、やる気が出ない日などあると思うので1週間に1日は予備日を設けておきましょう。簿記の場合何ページや何問と言った単位で振り分けると効率が悪くなるので章ごとの重さを見分けながら振り分けましゅう。
過去問をやる意味はどのくらいの集中力が必要とされるのかを知る、点数のとりずらさやひっかかるポイント、苦手としている部分を見分けるために解きます。なので点数が目標に届かなくても落ち込んではいけません!落ち込む前に間違った原因の分析と復習、戦略を考えましょう。簿記はケアレスミス、仕分けミスで大ダメージを負うので本当に注意が必要です。試験日2日前からは絶対に新しい問題を解いてはいけません。ひたすら今までの復習をしましょう。
私の最大のミス
それは、2級受験1か月前予想問題を解こうとして気が付きました。範囲が半分終わってない!!!簿記3級は商業簿記という分野のみなのでテキストは1冊なんです。そのようなイメージしかなかったので2級も商業簿記の1冊のテキストしか買っていませんでした。でも2級は工業簿記という分野もあって、工業用のテキストも別にあるのです。正直めちゃめちゃ焦りました。11月の試験を受ける予定で、落ちても2月は大学のテスト期間にぶち当たったりするから受けないつもりだったんです。その次は春になるから私のモチベーションがもちません。そして周りの友達にも勉強していることがばれているので1回で受かってしまいたかった。
大急ぎで工業簿記のテキストを買い、今までの3倍速くらいの量勉強しました。
大学のテストもいくつかあるからかなり余裕を持った計画にしておいてよかったと本気で思いました(笑)
少し足りない2級1週間前
上記のとおり日程がきつきつになりました。簿記の前にだらだらと大学のテストも4つほどあります。そんななか過去問をといた点数は65点前後(合格点は70点)安定して65点くらいで本当にあと2問当たれば受かるみたいなぎりぎりなところであきらめることもできず不安なまま受験しなければならなさそうです。そこで戦略を立てることに。まず仕分けの第一問と工業範囲の第4,5問は比較的得意なのでここの3つは満点を取るつもり(合計で60点)、第2問は半分以上とれればOK(10点以上)これで70点はとれるはずです。そして第3問は苦手で、時間もかかるし1か所ミスるとひどいときには半分が芋づる式でやられるのでちょっとでもとれたらラッキーくらいの心構えにしました。解く順番も「1→4→5→2→ここまでの見直し→3」に変更。
いざ2級受験
受験票をよく読み、必要なものや集合時間、会場を確認し余裕をもって到着します。私は緊張するので監督者が話し出すまではイヤホンを耳に突っ込み、ミンティアを食べながら不安な仕分けをいくつか見て時間を過ごします。周りを見ると近くの大学生と高校生(ここらへんの人は授業で習っているのかなとか思った)、あと社会人っぽい方も今した。
3級受験の時は鼻水が止まらず見直しもそこそこに途中退出したのでマスクもしました。アレルギーもちの人は気を付けてください。ちなみに2級のときは前の席の人が汗をかいた状態で遅刻してきました。くさかったです。
配られるのは問題冊子、解答冊子、A4のコピー用紙です。戦略通りに、焦らず解いていきます。A4用紙はメモ書きでガンガン使います。途中退出する人も多くいましたが、焦らずまぐれでも1点多くとれるように格闘します。
受験をおえた私がおもうこと
簿記2級までは勉強して、慣れればだれでも受かります。ただ、勉強しなければ受かりません。必要勉強時間より余裕をもって復習を多くしながら勉強すれば受かります。ただ2級は合格率が12%代のときや25%くらいまで上がるときもあります。私は運がよかったから25%のとき受験だったので受かったかもしれませんが、私の受験会場は40人以上受けて、4人しか受かっていませんでした。勉強し続けれて、復習できることが大事です。これはだいたいの勉強が同じです。
勉強は1周目が一番きついです。だから半分分かればOK
2周目は7割覚えられたらめっちゃいい。半分しか覚えられなくても全然OK
3周目で大体がわかっていて、苦手な分野がわかればOK
と考えています。なんとしても自分をほめ続け、勉強続けましょう。
さあ次はなにを勉強しようかな