サンショウウオのあたまのなか

サンショウウオ大好きな女子大学生が思っていること、まただれかに伝えたいことを人知れず書いているブログです。等身大の私の考えのぞいてみてください。サンショウウオについて出てくるかは…

女子大生のゆるゆる感想文 ~10年後、君に仕事はあるのか?~

まず、この本は2017年に出版されており、2020年代について考察されている本です。

 

この本を手に取った理由

私は6年制大学に通い、国試さえ受かれば食べてはいけると言われている立場です。それゆえ大学の友人たちの多くはその資格を生かせる範囲での就職についてしか考えていません。でも、私向いていない可能性やなんらかの事故やけがで専門的な働き方ができなくなる可能性に漠然とした不安を感じています。ただ、学部が専門的なので一般的な就活情報やキャリアの考え方などは流れてはきません。

 そんなとき書店で目に入ったから買いました(笑)

 

内容をめっちゃざっくり

  • IT産業がすすみ、ロボットで代用できる仕事はロボットに変わった行くからより人間らしい働きが求められる。
  • 新たに必要とされる能力は情報を編集する力
  • 90歳まで生きる予定だから40歳まではきっと子供だしもっとフットワーク軽くしよう

というようなことが書かれていました。

 

ロボット 

ロボットが仕事を奪う話は私が小学生の時にはもうすでに聞いていたし、親も危機感を覚えていいたので新しい情報はありません。ただ、ロボットが医療を担い、高給取りと思われている6年制の学部を出る私たちの代わりになる日も15年後くらいからはじまるだろうなと漠然と考えました。受験期にみたネット記事で医療で最後まで残るのは看護師だという記事を思い出しました。大学で専門知識の詰め込みをしていますが、知識だけならロボットに我々が勝てるはずないし、手術などもロボットに追い越される日はすぐに来るはず。私が感じている漠然とした不安は当たっているだろう、それまでにどう稼ぐ方法を見つけられるかが勝負だと感じました。

 

新たに必要とされるのは情報を編集する力

長いことテスト、受験対策のための勉強ばかりしてきたのでしっかり情報処理能力のほうが高まってしまっています。情報を編集する力なんて本には書いてありましたが、「ちゃんと自分で考えろ。」ということだと感じました。高校の尊敬している先生が「90%の人はなにも考えずに生きている。少し考えて生きるだけで周りに差がつく。君たちは考えて生きられる人間になりなさい。」と言っていた言葉を思い出します。

 情報処理能力と情報編集力に関して私的にわかりやすい状況はSNSで流れてくるとんでも医療を言葉を理解するのが情報処理、その情報を盲目的に信じてしまう人が出ないようにするにはどのような対策が必要かを自分で考えることが編集力だと思います。

 実生活でいえば言われたとおりの作業をするのが処理で、どうすれば効率よくなるか(人の特性に合わせた配置にする、作業自体の流れを変えるなど)を考えるのが編集かなと思います。本の中では遊びで編集能力があがると書かれていますが、私は考える習慣をつけるのがいちばんだろうと思います。

 

40歳で大人

かつて60歳に死んでいた時代に20歳で大人とみなされたのは今も残っているだけで平均寿命が90歳なんだから40歳で大人でもいいだろう。だから40歳までいっぱい失敗して、いろいろなことに挑戦しよう!というのが本の主張です。後半に関しては大賛成だし、私が40歳になるときまでずっと心掛けたいと思いますが、前半の90歳まで生きることに関しては今20代の世代に関してはどうなのでしょう。医療は発達し、希望すれば100歳まで生きられるかもしれませんが、逆に死に関して今より自由に選択できるようになるんじゃないかなと思います。いろいろな生き方が時代に合わせて受け入れられている中安楽死ができないこともなくなると思います。

 40歳まで軽く動ける場合と動きずらくなる場合について考えました。まず、子育ては動きを重くさせる要因になるだろうと思います。結婚は独立した大人同士の話なので自分の意志で自由に選択でき、それほど関係しないのではないかと考えています。ただ子どもを持つとある程度までは養育の義務があるし、なにより子どもをこの世に誕生させた責任があると思います。なので急に収入が減ることや常に家を空けるようなスタイルの生活はできなくなるでしょう。

 本にも書いてあったとおりキャリアは掛け算して希少な人間になって稼いでいく時代になると思います。だから私はやっぱり大学生のうちに学部に関係のない力を伸ばさなければいけないでしょう。

 

全体を通して思ったこと

これから評価されるのは、「人間性」なんだろうなと感じました。私が思う人間性は、誠実さ、優しさ、おもしろさ、経験の豊富さ、楽しませる力だと思います。これほどロボットがとって代わるとしたら

ロボットを管理する

電気がとまったとしても必要とされる職種(第一次産業など)

とのつながりを持つキャリアをひとつ手に入れておくのがこれからの安泰と呼ばれる生き方になるのではないだろうかと思いました。

 

 

ちなみに、この本は大人が読むより中学生、高校生などが読むべきでニュースなどを日ごろ目にしている人にとっては読む必要を感じられないでしょう。

 

ちなみに私ももう読み返さないと感じ、メルカリで出品しました。早く売れてほしいです。この先、本を買うときは人間性をあげれそうなものと、自分が全く精通していない分野についての本にしようと思いました。