初代より歴が長いぶたさん(後編)
※この記事にはぬいぐるみを解剖する写真があります。ご気分を害される方は閲覧をお控えください。
前回に引き続き、ぶたさんの手術をお送りします。
今回は新しい脂肪注入をするところから。
元はウレタンと綿が混ざっていまして、ウレタンをもう一度入れるかどうか考えました。ウレタンはスポンジを切り刻めば代用できるでしょう。ただ、私としては今後も長く一緒にいたい、そして今の家の太陽光の入り方を考えるとすぐにウレタンが劣化することが予想されたため綿だけを詰めることにしました。
綿を入れ込む前にぶたさんの状態を確認すると足の刺繍糸1か所取れていました。今この色の糸を所持していないためとりあえず縫合に使用する白い糸でそれっぽくしましたが、見た目的には変化なし(笑)
今回は肢にしっかり詰め込むことが重要となります。前回の残りの50g弱の綿から使っていったのですが、まさかの新しい綿に手を付ける前にいい感じに。ウレタンってそんなに重いんですかね。
今回の縫合は体毛が短いため失敗しすぎるとばれます。丁寧に縫っていきます。
縫っているとき、柔軟剤の匂いでくしゃみがでます。まだ患畜がいるので次回は柔軟剤をもっと減らそうっと。
いい感じで手術を終えたので、あたまのなかの術後トークへ。
術前の同意書で性別不明と記載されていたけどぶたさんスカート履いてる。きっと神様につくられたときは女の子だったのね。
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私「ぶたさん~無事手術終わりましたよ。お疲れ様です!」
ぶたさん「ああ、ありがとうございます。」
私「今回の問題となっていた吹きものですが、脂肪に劣化ウレタンが含まれていたことによるものでした。今後も長生きされ、日光浴なさる日もあるかと思いまして、脂肪だけを注入しておきました。そのせいで大幅な体重減少と体の質感が変わったのですがいかがですか?」
ぶたさん「そういえばウレタンがどうのこうのという話を小さいころ聞いたような、聞いてないような。」
ぶたさん「よいしょっと。あぁすごい。体がよくうごくし、なんだか前はしっとりって感じだったのに今はほわほわ温かい感じです。しかも足もしっかりしている。」
私「ぜひ鏡でお顔もご覧ください。」
( ´・ω・)⊃口 スッ
ぶたさん「おおキレイだ。どうしようもないシミがあったのにわからないじゃないか。とても若返ったみたいだ。」
私「今回カビはこの手術によるカビは発生しません。なので術前の説明で術後数日安静とお伝えしましたが、普通に生活していただいて大丈夫です。」
ぶたさん「ほんとうですか。ありがとうございます。」
私「では、お大事に。もしお体に変化がございましたら来てください。」
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以前より軽くなったぶたさんは温かみがまし、色も鮮やかになり、元気に飼い主に可愛がられています。どうやら10歳を元気に迎えそうですね。
次回予告
ひつじさん。あなたも手術です。
また次回お待ちしています。